なんでも接続法症候群
RETURN HOME UP ADVANCE

  Japanese Font Encoded

HOME
UP
GOSTO QUE ME ENROSCO

HOME > ポルトガル語 > トピック > 接続法のワナ

接続法のワナ

「従属節なら接続法」症候群

もう、何年も前になりますが、リオに留学中の後輩君と、しばらく某メッセンジャーでチャットをしていました。折角だからポル語でやろうということになり、当初は教育モードだったのですが、いつの間にやらずいぶんと上達し、結構タジタジでした。そのさなか、私が今度、あるステージで "Gosto que me enrosco"という歌をやる、と言ったところ、

「それは、"Gosto que me enrosque"ではないか?」とツッコまれました。

ナマの情報からはしばし遠ざかっていることもあり、「そう言われるとそうかもしれん」とも思いましたが、どこを調べても"Gosto que me enrosco"元ネタである古い歌も"Gosto que me enrosco"これは、間違いないのではないか?と言っても、「それはオカシイ!」と後輩君はすっかりおかんむりです。

「主語を変えてみろ。"Gosta que me enrosca?"ではなくて"Gosta que me enrosque?"ではないか!」と。

「そう言われるとそうかもしれん(あと、オマエ塩分摂りすぎじゃないか?)」とも思いましたが、理由もなく文法が捻じ曲がることは(めったに)ないと信じていますので、ちょいと考えてみました。

Gosta que me enrosque?  (おいらがトグロ巻くの好きか?)

Gosto que me enrosco. (おいらはトグロ巻くのが好きなのさ。)

の違いはどこにあるのでしょうか?

  • 後輩君の言うように、主語が前者はvocê、後者はeu、、、他に・・・?
  • 前者は疑問文で後者は肯定文
  • 私がenroscarする(ことが好きである)ことが、前者では不明(未定)、後者では確定

つまり、

「不明・未定」<「判断はキミ次第、オレにはわからん」という意味で、前者では接続法が、

「確定」<「オレがオレのこと言うんだから間違いなくそうだ」ということで、後者では直説法が、

それぞれ使われていると見るべきでしょう(ズバリ)。

直説法・接続法の使い分けには、「実際のところどうなのよ」という感覚が大事なようです。

関連ページ>>

接続法現在

連絡先など:

Mail

Blog

趣味の押し付け

最近の更新:

<PVI 更新> ポルトガル語動詞活用確認ワークシート(エクセル版)をアップデート(活用の登録漏れ修正)しました。 2006/11/15

< ラジオ局 > ポルトガル語のサンプルということで、ネット放送のリンクを集めはじめました。 2005/6/8

< Cafezinho > ブラジル人、なにかというと、「コーヒー飲みに」出かけます、そのココロを考察したコラムを対訳つきで(ポルトガル語・トピック)

< 発音・綴り字読みの集中攻略 > ポルトガル語の発音・綴り字読み関係のまとめコーナーを集中工事中(ポルトガル語・発音)

 

 

Copyright (c) 2005-2006 Fala-se.com. All Rights Reserved.

当サイト記載事項の無断転載、コピー、フレームに取り込むなどの引用的リンクを禁止します。語学学習情報提供を目的として公開しているページですが、現状、基本的には知り合いにのみに知らせています。掲示板等へのURL貼り付け(h抜き等を含む)はご遠慮ください。内容の正誤については極力留意し、逐次訂正を行ないますが、情報が不正確であることによって生じた損害について、責任を持つことはできません。